さまざまの事おもひ出す桜かな  芭蕉 [和歌゛ 子]

花残月  一二日

私も心に去来するものが多い 好きな句です
読売新聞の 四季 が 震災一か月後に この句から再開した
様々な春を 経てきたが 今年の桜ほど 胸つぶされる思いで思い出すことはないだろう

枝垂桜
沈丁花
土佐水木
まんさく
連翹
木通の花
楓の花
樫の花・・・・・・・

ブログを始めてから さらに 花々はよく目につくようになってきていた
自然美に 魅せられるように 作品つくりを 毎日のように 出来ていた

俳句の本も よく見るようになり
高校の恩師 森澄雄先生の 作品も頻繁に目にすることができ 懐かしむこともできた

惨事を目の前に 俳句を作ることのできる 日本人の平常心の強さもみた
   大津波引きたる沼や蘆の角     有馬朗人
   泥かぶるたびに角組み光る蘆    高野ムツオ
   退く春濤渦の数だけ生者浮く    小原啄葉
   帰る雁死体は陸へ戻りたく   
  
しかし 花を見ていると 心穏やかになるが

なかなか句が読める心持になれないのが 残念でならない

俳句は五七五 短歌には七七がつく 俳句と違って短歌は構造上 ため息 憤りが現れる(編集手帳)
三句しかない俳句はまっすぐに心に向き合うことを避けようとし 五句の短歌は 自らの思いを歌おうとする
かりそめに死者二万人などというなかれ親ありこありはらからあるを  長谷川櫂  (震災歌集)

詩歌は人と共に生きている 




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☆小生の作品はHP「 こちら」でご覧ください。
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* 謹んで震災被災者の皆様に 心からお見舞いを申し上げます
引き続き 売り上げの一部を 義援金や救援金にさせていただいております


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